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チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)


チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫) チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)

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【価格】
¥ 500

【メーカー名】
宝島社

【カスタマーレビュー】
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■ 厚生労働省から白鳥が派遣されてきたことにより、作品の様相が一変する。急激にテンポが上がる。上巻でいったんは平静に収まったかのように見えたチーム・バチスタの現状が、全く違う人間模様として描き直される。ここに至ると、上巻での作業が、医療の常識などによる密室を構築していくものだったことが理解できる。下巻ではこの密室を崩すのだ。
 小気味よい展開であるし、キャラクターも良く動く。しかし、人の死が非常に軽く扱われているところは若干気になる。キャラクターからも行間に見える作者からも、死者に対する畏敬の念を感じないのだ。これは、現状の医療関係者が実際にそのように思っており、その問題提起をするためにこのような書きっぷりにしたのかもしれない。逆に、現役医師である作者の普段の考えがそのまま滲み出たのかも知れない。いずれかは分からないが、ここの部分はもう少しフォローする必要があった気がする。


■上巻とセットでの評価です。素直に面白いと思います。
ただし純粋に「ミステリーなのか?」と聞かれると判断に迷います。

凡庸という位置づけながら観察力とそこそこのバランスを持った主人公。
そして圧倒的な推理力を持った探偵役の厚生省官僚。
ホームズとワトソンに似せた組み合わせなのでしょうが、主人公は決して凡庸では無かったですね。あと探偵役の推理が直感としか感じられない部分も。

上巻で様々な伏線を張っていて、主人公がそこを積み上げるだけでも本格ミステリーとしては成立したと思います。

下巻はエンターテイメント性を持たせるという印象が強かったですね。下巻だけ読んでこの作品をミステリーと考えるのは難しいです。なぜなら謎解きになっていないところが多かったから。ちょっと勿体無かったです。

それでも☆4つ付けられるのは作品のテンポの良さ。作中の天才外科医の手術のようにテンポ良く展開されていく流れは一気に読むことが出来、ラストの余韻も心地よかったです。


■下巻ではいよいよメインが登場。
白鳥という格別に濃いキャラクターが出てきて、キャラクターの面白さはさらに光を増す。
ただ相変わらず結論に向かってどんどんとストーリーが展開していくのは相変わらず。
結論はあまりにあっさりと出てしまう。

ミステリーらしいミステリーが読みたい人にはちょっと物足りないかも。


■最近の推理小説にあるような人間描写の深さに欠ける感じがします。登場人物に現実味がないので、結果が気になるから読み進むけど、ぐっときたりすることはありませんでした。


■ロジカルモンスター、白鳥が登場してから非常にコミカルに(?)ストリー展開がとても面白くなった。
白鳥と田口との笑えるやりとりや、チームバチスタとの緊迫したアクティブフェーズ。
会話のテンポがよく読みやすいのでドンドン読んでしまいました。
登場人物一人ひとりが個性的で、存在感があり、印象的でした。
300万部突破した作品らしいですが、なるほど、面白かったです。